鳥取県教育委員会は、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットを県立高校や特別支援学校、市町村立の小中学校など計206校に配る。感染者に占める10代や10代未満の割合が増えたため、早めの検査を促し、感染拡大リスクを減らす。

 県によると、感染者の年代別割合は7月26日発表分までの2週間で10代未満が5・5%、10代が4・9%だったが、8月23日発表分までの2週間は10代未満11・4%、10代13・8%と2倍以上に増えた。

 また県教委は、児童生徒の同居家族に風邪症状がある場合、出席扱いの自宅療養を認める方針を決めた。従来は児童生徒本人に風邪症状のある場合に認めたが、より休みやすい環境をつくり、感染拡大を防ぐ。 (藤井俊行)