新型コロナウイルスに感染した千葉県柏市の妊婦が自宅療養中に早産し新生児が死亡したことを受け、鳥取県が25日、ワクチン接種を希望する妊婦に対し、県民向けに提供する県庁の職域接種の中から優先枠を設けると発表した。早期接種ができるようにして不安解消につなげる。

 職員が一般接種に回ったことで余った約5千人分の中に優先枠を設ける。27日から県のホームページの専用サイトで受け付ける。

 接種開始日は東部(県庁西町分庁舎)が9月3日、中部(倉吉総合看護専門学校体育館)が1日、西部(西部総合事務所講堂)が4日。

 県はこれまで、体調不良や出産予定日の近い妊婦にPCR検査を実施し、陽性の妊婦は、原則全員入院の対応を取っている。

      (藤井俊行)