鳥取県と鳥取市は26日、36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は米子市15人、鳥取市5人、県西部3人、非公表13人。いずれも25日の検査で陽性が確認された。県内の累計感染者数は1336人となった。
米子市の陸上自衛隊関連のクラスター(感染者集団)で新たに隊員11人の感染が確認され、規模が19人に広がった。全員が米子駐屯地(米子市両三柳)内の隊舎2階で寝泊まりしていた。
また、鳥取市のデイサービス施設で発生したクラスターに関連し、2人の二次感染が判明した。クラスターは9人のままで、二次感染など関連を含めると感染者は計13人となった。
米子白鳳高校(米子市淀江町福岡)でも関係者1人の感染が分かった。県教育委員会によると、25日まで夏休み期間で、26日に授業を再開予定だったが臨時休校にしたという。
倉吉労働基準監督署(倉吉市駄経寺町2丁目)の職員1人の感染も判明した。25日発表の新規感染者の1人。鳥取労働局によると、窓口業務には従事していないという。同労基署は25日から臨時閉庁している。
26日午前0時時点で県内の療養者は259人。うち入院患者は103人で、確保病床(337床)の使用率は30・6%。宿泊療養者が59人、自宅療養者が52人、調整中が45人。
(福間崇広)