ロマンス詐欺被害を未然に防いだとして、境港署はこのほど、山陰合同銀行境東支店(境港市上道町)の山根繁美支店長(57)と行員の山本りかさん(57)、同行境港支店(同市湊町)の佐々木惇子支店長代理(39)に感謝状を贈った。
8月4日午後、境東支店窓口に融資の申し込みに訪れた男性に応対した山本さんが、男性の言動から詐欺の可能性を感じた。業務支援で来ていた佐々木支店長代理、山根支店長も加わって男性を説得し、被害を防いだ。
男性は交流サイト(SNS)で親しくなった女性を名乗る人とメッセージのやりとりをし、投資を勧められたという。
境港署の谷本剛署長は「今後も積極的に声かけをお願いしたい」と被害の阻止に期待した。3人は「現場に遭遇したら必ず止めていきたい」(山根支店長)「より注意をしていきたい」(山本さん)「おかしいと感じたら感度も高くし、声がけをして防ぎたい」(佐々木支店長代理)と話した。詐欺被害の阻止は山根支店長は2度目、佐々木支店長代理は3度目。山本さんは初めてという。
(松本稔史)













