泥だらけになりながらボールを追う出場者=雲南市大東町上久野
泥だらけになりながらボールを追う出場者=雲南市大東町上久野

 雲南市大東町上久野で8月31日、水田のコートで競い合う「泥んこバレー大会」があった。市内外から過去最多の12チーム、約100人が出場し、泥だらけになりながらボールを追いかけ、農村地帯に元気な声が響いた。

 大会は久野地区の若者でつくる久野若志会(わけすかい)(池添記子会長)が主催した。2015年に始まり、10回目を迎えた。

 選手は6人ずつのチームに分かれ、前後半6分ずつの計12分間で相手より多くの得点を取るルールで競った。約10アールの水田に設けた3面のコートで熱戦を繰り広げた。豪快なアタックや泥に飛び込みながらのレシーブに大きな歓声が上がった。

 参加した松江市東出雲町の会社員細木仁さん(25)は「子どもの頃に戻ったように楽しくプレーできた。来年も出たい」と話した。池添会長(40)は「今までで一番盛り上がった大会になった」と充実感をにじませた。

 大会はドジャース(松江、出雲両市など)が優勝した。(景山達登)