自民党島根県連・園山繁幹事長  石破茂総裁は就任以来、派閥の政治資金を巡る問題に端を発した国民の政治不信の払拭(ふっしょく)と地方の活力創出に力を尽くしていただいたが、昨秋の衆院選での与党の過半数割れという結果は、自民党が掲げる政策の主軸と主体性を失わせ、今夏の参院選で新興勢力を含む野党に惨敗を喫した一因となったところである。  石破総裁には物価高やトランプ関税の対応など国政の課題に遅滞なく取り組まなけれ...