11月16日開催の格闘技『ONE 173』(有明アリーナ)の追加対戦カード発表会見が11日に都内で行われ、元K-1王者でRIZINでも活躍してきた安保瑠輝也が参戦し、マラット・グレゴリアンと対戦することが電撃発表された。会見後の囲み取材では、久々となるキックボクシングの試合に向けた準備、そしてONEとの契約内容について語った。
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4年前にK-1のリングで敗れた野杁正明へのリベンジのため、戦いの場をRIZINからONEに移した安保は、初戦でいきなり強豪ファイターのグレゴリアンと対戦する。新たな契約について聞かれると「3試合契約です」と明言し、「RIZINとは1回契約だったので特に縛りとかはなく、榊原(信行)社長とも話して。本心としては残ってほしかったと思いますし、僕もRIZINのことがすごく好きなので戦いたかったですけど、僕の思いをちゃんと話したら快く送り出してくれました」と明かした。
対戦するグレゴレリアンは、3月のONE日本大会で海人と対戦予定だったが、前日計量を失敗し試合中止となった“前科”がある。今回も不安が残るが、安保は「個人的には何キロオーバーでもやりますけど、試合に向けて作り上げていくトレーナーやサポートしてくれる方もいるので」と語った。
今大会では『THE MATCH 2022』以来となる武尊をはじめ、野杁、与座優貴、KANAとK-1で同時代に戦ってきたファイターと出場する。「みんなK-1チャンピオンで懐かしい顔ぶれで、僕はK-1を久しぶりに感じられてすごく嬉しいです」と感慨深い表情を見せた。
キックルールの試合は23年9月のRIZINでの宇佐美正パトリック戦以来、2年以上のブランクがあり、その間はMMAやボクシングルールの試合に挑戦してきた。この試合に向けて「キックの練習は最近復帰しました。パンチが苦手で4年くらい前からボクシングの練習に注力して、パッキャオ選手ともエキシビションですけど戦わせてもらって自信がついたので」とルールに不安は感じていない。
ONEのルールについては「グローブが意外と大きいと思った」が、試合までの2ヶ月でアジャストさせていく。
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