友好姉妹都市のフィンランド・カラヨキ市に派遣された出雲市内の中高生10人がこのほど、市役所を訪れ、飯塚俊之市長と杉谷学教育長に交流内容を報告した。
8月12日から22日までの日程で、NPO法人出雲フィンランド協会の会員らと訪問した。ホームステイをし、現地の学校などを訪れて、友好を深めた。
生徒らは学校で英語以外にもスウェーデン語やドイツ語といった多言語の授業があり、夜9時以降でも太陽が沈まないことなどを報告した。食事は1日5食あり、おなかいっぱいになって大変だったという人もいた。
平田中3年の大菅彩吹(いぶき)さん(15)は「ホストファミリーに頼まれて箸の使い方を教えて、一緒にご飯を食べた」とホームステイ先での様子を紹介した。
カラヨキ市との交流は旧多伎町が1997年に始め、2001年から新型コロナ禍を除いて毎年、中高校生を相互派遣している。カラヨキ市からは11月中旬に約10人が出雲市を訪れる予定という。 (黒沢悠太)













