羽田便の空き時間を利用して普段入れない駐機場を開放する「萩・石見空港まつり」が28日、益田市内田町の同空港であった。航空自衛隊美保基地(境港市小篠津町)所属のC2輸送機が展示され、家族連れたちでにぎわった。
「ブルーホエール」の愛称で親しまれるC2輸送機は貨物室が開放され、来場者は室内の設備を撮影したり、壁面に設置された折りたたみ式の座席に腰かけたりした。空港用の化学消防車や、飛行機を押し出し移動させるプッシュバックタグ車など特殊車両も展示された。
C2輸送機を目当てに訪れた松江市下東川津町の会社員松尾悠斗さん(25)は「貨物室内に入れて愛好家としてはうれしい」と話した。
まつりは、20日の「空の日」から、30日までの「空の旬間」に合わせ、1993年の開港当初から開催している。島根県や空港関係者でつくる実行委員会が、航空行政や航空事業への理解を深めてもらおうと主催した。
(堀尾珠里花)













