広島県内の大学や専門学校に進学した島根県出身学生の交流会がこのほど、広島県三次市であった。島根県広島事務所が「しまねの同窓会」と銘打ち、1~2年生を対象に募集。学生21人が観光農園での果物狩りで親睦を深めつつ、同郷の先輩たちからUターン就職の情報を聞き、古里への思いを新たにした。
交流会は情報交換や仲間づくりに加え、地元就職への関心を高めてもらおうと開き3回目。同じく広島県内の大学に進学し、島根へのUターン就職が決まっている学生3人がアドバイザー役で同行した。
一行は平田観光農園(広島県三次市上田町)でピオーネなどの果物狩りを楽しみ、広島三次ワイナリー(同市東酒屋町)で昼食を食べながら懇談。就職活動の体験談を先輩から聞き、松江が舞台のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」などについて語り合った。
広島経済大2年の佐々木悠真さん(20)=松江市出身=は「同じ地元の方とつながりができて良かった」とし、後輩らの相談に応じた安田女子大4年の浜岡紗衣さん(22)=同=は「多くの学生が島根に関心を持っているのをうれしく感じた」と話した。(錦織拓郎)












