世界的三味線プレイヤー・史佳Fumiyoshiさん、死去
世界的三味線プレイヤー・史佳Fumiyoshiさん、死去

 新潟市を拠点に世界的な活動を繰り広げる三味線プレイヤーの史佳Fumiyoshiさんが、9月26日に亡くなっていたことが分かった。51歳。10月3日、遺族が公式サイトで発表した。

【写真あり】若すぎる…世界的三味線プレイヤー・史佳Fumiyoshiさん、死去<報告全文>

 同サイトでは、遺族一同名義で、「大切なお知らせ」「訃報のお知らせ」として「三味線プレイヤー史佳Fumiyoshiは、病気療養中のところ、2025年9月26日、51歳にて永眠いたしました」と報告。「ここに生前賜りましたご厚誼とご支援に、心より深く感謝申し上げますとともに、謹んでご報告申し上げます」と感謝し、「なお、故人と遺族の遺志により、通夜並びに葬儀は近親者のみにて執り行いました。関係者の皆様には、後日あらためて『お別れの会』をご案内申し上げる予定でございます」と呼びかけた。

 また、「ファンの皆様」へ宛て、「生前、三味線プレイヤー史佳Fumiyoshi は多くの皆様に支えられ、皆様からの温かい応援を大きな励みとして歩んでまいりました。 そのご厚情に深く感謝申し上げます。 突然のご報告となりましたことを心よりお詫び申し上げますとともに、故人が生前にいただきましたご声援に、改めて厚く御礼申し上げます」と感謝。「「お別れの会」につきましては、詳細が整い次第、本サイトにてご案内申し上げます。 今しばらくお時間をいただきたく、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と理解を求めた。

 そして最後に「なお、誠に勝手ながら今はまだそっと見守っていただきたく、遺族および所属会社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

 史佳Fumiyoshiさんは、1974年、新潟市生まれ。9歳より津軽三味線の師匠であり母でもある高橋竹育より三味線を習い始める。2000年よりプロ活動をスタートし、新潟を拠点に国内外で演奏活動を行っている。ホールコンサートの他、国指定重要文化財等の日本建築等でも演奏会活動を行っており、11年にはルーブル美術館にて日本人として初めて演奏を披露。19年にはカーネギーホールでもコンサートを行い、21年10月、2回目となるカーネギーホールコンサートでは、ジャズベースの神様ロン・カーター氏との初共演が実現した。

 また、24年9月に自身のYouTubeチャンネルで、1年前から「免疫介在性壊死性ミオパチー」という難病と診断されたことを告白。25年2月に体調不良のため、活動休止することを伝えていた。