ベリーダンスで共演する若林美帆医師(中央)と職員ら=島根県隠岐の島町都万、仁万の里
ベリーダンスで共演する若林美帆医師(中央)と職員ら=島根県隠岐の島町都万、仁万の里

 島根県隠岐の島町都万の障害者支援施設・仁万の里で5日、地域との交流を目的にした「里まつり」があった。利用者の作業班による物品販売や飲食の屋台が並んだほか、隠岐民謡、ベリーダンスといった多彩な出し物があり、多くの利用者や住民でにぎわった。

 新型コロナウイルス禍の影響で住民が参加する里まつりは6年ぶりとなった。

 勇壮な隠岐太鼓と都万保育所の園児たちのかわいらしい踊りで幕開け。利用者の作業班が手作りした生活雑貨や餅の販売に行列ができた。保護者会により豚汁も振る舞われた。

 演芸大会では職員と利用者によるバンド演奏や、西郷民謡振興会による隠岐しげさ節の皿踊り、どっさり節に合わせたそば打ち踊りなど唄と演奏、踊りで集まった約100人を盛り上げた。

 演芸大会のとりは隠岐病院総合診療科の若林美帆医師(34)が、仁万の里に2025年度採用された職員6人と共演し、ベリーダンスを披露した。最後には同病院で結成されたダンスチームの4人も加わった。

 チームは今回が初舞台といい、若林医師は「(4人は)華やかで姿勢がきれいだった。楽しんでもらえたと思う」と話した。隠岐病院ベリーダンスチームは19日にある病院祭「まめなかのまつり」でも公演する予定という。(鎌田剛)