茶会での流れを確認する会員=浜田市殿町、浜田城資料館
茶会での流れを確認する会員=浜田市殿町、浜田城資料館

 【浜田】浜田市殿町の浜田城資料館で12日、茶道裏千家淡交会石見支部による「浜田城山の秋を楽しむ茶会」が開かれる。和楽器の生演奏を聴きながら茶を楽しめるのが特徴で会員が前日の11日に来場者をもてなす準備をした。

 茶会は茶道に親しみのない人にも茶の文化を味わってもらおうと企画。浜田開府400年の2019年から毎年春に開いている。今年は初めて春に続き2回目の開催。茶席で琴や三味線奏者による「茶音頭」の生演奏も行い、お茶請けに地元和菓子店の練り切りを振る舞う。

 茶会を前に会員は、茶席を飾り付けた後、来場者をもてなす一連の流れを確認し合った。当日は茶のたて方を学んで実際に味わえるコーナーも設ける。

 同支部の平野久美子幹事長(66)は「秋の一日をお茶とともに楽しんでほしい」と呼びかけた。

 午前10時~午後3時。大人500円。高校生以下100円。  (中村成美)