社会貢献活動で森林保全に取り組む島根県LPガス協会による植栽イベントが11日、松江市西川津町の楽山公園であった。同協会の青年部会員や従業員、その家族ら約70人がヤマザクラ300本を植え、森林保全に貢献した。
同協会は8月下旬に島根県の「しまね企業参加の森づくり制度」に基づき、県や松江森林組合などと協定を締結。約140事業所でつくる協会の青年部などが協力し、公園内の野球場右翼奥にある市有地(約0・3ヘクタール)を無償で借り受け、草刈りや植林などに取り組んでいる。
参加者は晴天の中、約15センチの穴を掘り、高さ1メートルほどの苗を植えた。手袋を真っ黒にしながら土をかぶせ、苗が倒れないよう根元を足で踏み固めた。子どもたちは目印となる竹の支柱に名前や日付を書き、元気に育つよう願った。
家族5人で参加した市立本庄小学校5年の楫谷真代さん(11)は「暑くて大変だったけど、きれいな桜が咲くように願いを込めた」と汗を拭った。(佐野翔一)