小学生に「KAPLAブロック」について説明する竹本博志さん(左端)=浜田市殿町、市役所
小学生に「KAPLAブロック」について説明する竹本博志さん(左端)=浜田市殿町、市役所

 隠岐国駅鈴が縁で交流する住民団体「駅鈴が結ぶ松阪市・浜田市・隠岐の島町友好の会」の顧問、竹本博志さん(75)=三重県松阪市在住=がこのほど、浜田市を訪れ、小学校向けに木製玩具の「KAPLA(カプラ)ブロック」計15セットを寄贈した。

 KAPLAブロックは積み木のようにして遊ぶ玩具。市役所で寄贈式があり、砂川明副市長に目録を手渡した竹本さんは「いろいろなことを想像しながら、みんなで仲良く使ってほしい」と話した。石見小学校6年の奥迫綾乃さん(12)は「室内遊びクラブのメンバーたちと遊びたい」と喜んだ。

 同会は浜田藩第12代藩主松平康定が松坂(現松阪市)で本居宣長に源氏物語を講釈してもらい、返礼に隠岐国駅鈴の複製品を贈った縁から島根県隠岐の島町、浜田市を訪れて市民団体と交流している。

 寄贈されたKAPLAブロックは、浜田市の全15校の小学校に配られる。

 (三浦純一)