高市早苗首相が10月4日の自民党総裁選出後、党の議員に向けて「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」とあいさつした。
発言は波紋を広げ、過労死弁護団全国連絡会議が「長時間労働を強要することにつながる」として抗議するなど、批判の声が上がった。一方で「決意表明に過ぎない」「働きたい人が好きなだけ働くのは自由」のように、発言を支持する意見も少なくなかった。
さらに、高市首相は就任後の10月21日、厚生労働相への指示書で「労働時間規制の緩和検討」を求めたことが判明。自民党は7月の参院選で「個人の意欲と能力を最大限生...