サツマイモを収穫する子どもたち=出雲市佐田町八幡原
サツマイモを収穫する子どもたち=出雲市佐田町八幡原

 出雲市佐田町の畑で25日、住民団体の佐田地域づくり協議会が育てたサツマイモの収穫体験会を開いた。松江、出雲両市などから約20人が参加し、秋の豊かな実りを体感した。

 植えられているのは農薬や化学肥料を使わずに栽培する「菌ちゃん農法」で育てたベニハルカやシルクスイート。参加者は手や顔に泥を付けながら掘り出した。収穫したばかりの芋は参加者で焼き芋にして味わった。

 松江市持田町から参加した持田小学校5年の花房空さん(11)は「初めてこんなに大きな芋を収穫した。甘くておいしかった」と喜んだ。

 協議会は2024年、町内の水田を畑に転換して貸し出すなどの取り組みを始めた。体験会は有機農業で佐田町の魅力を発信しようと企画した。

(景山達登)