家本賢常務理事(左)から贈られた目録を手にする石田勝已理事長=安来市広瀬町広瀬、ぎば工房ひろせ
家本賢常務理事(左)から贈られた目録を手にする石田勝已理事長=安来市広瀬町広瀬、ぎば工房ひろせ

 【安来】安来市広瀬町広瀬の社会福祉法人みどり福祉会にこのほど、島根県共同募金会から赤い羽根共同募金配分金200万円が贈られた。福祉会は運営する就労支援B型事業所「ぎば工房ひろせ」の屋根と外壁の修繕費の一部に充てる。

 2002年に開所した同工房の利用者は17人で、地元企業からの受注作業で竹串、プラスチック製品の検品のほか食用廃油リサイクルせっけんの製造などをしている。

 木造2階建ての建物は築後50年以上が経過して老朽化が進み、24年5月に共同募金会に申請した。工事は9月末に着工し、11月末に完工の予定という。

 同工房で贈呈式があり、関係者11人が出席した。県共同募金会の家本賢常務理事(63)が福祉会の石田勝已理事長(56)に目録を手渡した。

 石田理事長は「建物の老朽化に伴い安全性に懸念が生じ、募金会の支援を受け修繕を行う運びとなった。利用者の快適性を担保し地域社会の福祉に貢献したい」と感謝した。(中山竜一)