優勝した松江工業高校「天叢雲」のメンバー(左)=松江市矢田町、矢田体育館
優勝した松江工業高校「天叢雲」のメンバー(左)=松江市矢田町、矢田体育館

 第29回全国高校ロボット競技大会の島根県予選が5日、松江市矢田町の矢田体育館であった。県内4校から参加した5チームが自作ロボットのアイデアや技術を競った結果、松江工業高の「天叢雲(あまのむらくも)」チームが優勝し、埼玉県で10月に開かれる全国大会に出場する。

 各チームの2、3人がコート内でロボットを操作し、得点形式で競った。3分の制限時間内に自動と手動の二つの機能を切り替えながら、障害物が設けられたコースを進ませ、バレーボールやペットボトルなど得点対象物を指定位置に運んだ。

 「天叢雲」チームはスイッチ一つで速さが大幅に変わるプログラミングを施したロボットを巧みに動かし、高得点をたたき出した。代表で2年の大谷優弥さん(17)は「優勝して素直にうれしい。全国大会で力を出し切れるよう、しっかりこれからも練習したい」と話した。 (佐貫公哉)