全国中学校軟式野球大会(8月21~25日、千葉県)で日本一に輝いた大田第二中学校野球部の優勝報告会が6日、大田市久手町の大田二中陸上競技場であった。選手たちは地元からの熱い応援にあらためて感謝の言葉を述べ、生徒や教職員は山陰両県勢で初の快挙を成し遂げたナインをたたえた。
ユニホーム姿の大会登録選手12人は、首に金メダルを掛け、優勝旗やトロフィーを手に、約200人の全校生徒と教職員の大きな拍手を受けながら入場した。
知野見蒼太主将(15)は、新型コロナウイルスの影響で昨年は大会が中止となっただけに「何より大会が無事開かれ、出場できたことに感謝したい」とし、「優勝できたのも地元の多くの方の支えのおかげ」と述べた。
植田敬一朗監督(34)は全力プレーや生活態度、謙虚さを含め「ずっと『応援されるチームになろう』と声を掛け合いながら練習してきた成果が今回、発揮された。感謝の気持ちでいっぱい」と話し、生徒会を代表して3年生の西村美幸さん(14)は「同じ二中生として、とてもうれしく誇りに思う」と称賛した。
大田二中はコロナ対策で登録メンバーを制限しつつ、全国大会の全4試合を無失策で勝ち上がった。8日には大田市長、13日には島根県知事への表敬訪問を予定している。(錦織拓郎)