勢いよく海水をかけ合う氏子たち=松江市美保関町美保関
勢いよく海水をかけ合う氏子たち=松江市美保関町美保関
勢いよく海水を掛け合う氏子たち=松江市美保関町美保関
勢いよく海水を掛け合う氏子たち=松江市美保関町美保関
岸に向かって船をこぐ氏子たち=松江市美保関町美保関
岸に向かって船をこぐ氏子たち=松江市美保関町美保関

          
勢いよく海水をかけ合う氏子たち=松江市美保関町美保関
勢いよく海水を掛け合う氏子たち=松江市美保関町美保関
岸に向かって船をこぐ氏子たち=松江市美保関町美保関

 国譲り神話にちなむ伝統行事「諸手船(もろたぶね)神事」が3日、松江市美保関町美保関の美保神社と近くの美保関漁港で行われた。冷たい風が吹き、雪もちらつく中、木造船に乗り込んだ氏子たちが海水をかけ合い、観光客約200人が見守った。

 神事は国譲りを迫られたオオクニヌシノミコトが、息子で美保神社の祭神コトシロヌシノミコトに意向を尋ねようと、船で使者を送った様子を再現しており、五穀豊穣(ほうじょう)や豊漁を願って行われる。

 氏子は2隻の船に9人ずつ乗り込み、寒さをはねのけるように「ヤーヤ」と大きな声を出し、海に向かってこぎ始めた。風が吹き、かじ取りに苦労しながら旋回して岸に近づくと、手に持った櫂(かい)で勢いよく水をかけ合った。手や腕を震わせ、体を支えられながら境内に上がる氏子もおり、見守った観光客から「お疲れさま」と声が上がった。

 神奈川県小田原市の自営業、岡安毅士さん(57)は「氏子は寒そうだったが笑い声も聞こえ、和やかな祭りだった」と話した。

(森みずき)