【鳥取】アマチュア郷土史研究家の神谷佳友さん(68)=鳥取市杉崎=が、松江城や鳥取城を題材にしたペーパークラフト展を開く。写真を折ったり、発泡スチロールを使って厚みを出したりして半立体で表現する技法を採用した。鳥取市東町2丁目の仁風閣で25、26の両日に展示する。
神谷さんは中学時代、父の転勤に伴い鳥取市から松江市に引っ越し、2年間過ごした。小さい時から城が好きで、松江城に度々訪れた。鳥取城は明治初期に解体されており、天守閣が残っているのをうらやましく思ったという。
会場には30点程度を並べる予定。松江城のペーパークラフト(縦横20センチ、奥行き11センチ)は5月ごろに完成し、初公開となる。鳥取城はA3判で、現在の風景写真と過去に作った立体モデルを撮影した写真を合成した写真を半立体化。150分の1で再現した立体モデルの一部も展示する。
神谷さんは「城好きな人に見てもらいたい。手軽に作れるので、やってみたいと思ってもらえたらうれしい」と話した。
25、26の両日はお城まつりのため、仁風閣の入館料は無料。開館時間は午前9時~午後5時。 (岸本久瑠人)