美郷町に贈られたガムランの楽器=島根県美郷町粕渕、邑智中学校
美郷町に贈られたガムランの楽器=島根県美郷町粕渕、邑智中学校

 インドネシア・バリ島マス村と友好交流する島根県美郷町に15日、インドネシアの伝統音楽ガムランの楽器が届いた。交流を知った東京都内の貸しスタジオが贈った。町は心遣いに感謝。町民有志の楽団が活用し、バリ文化を広める。

 ガムランは青銅製打楽器を中心とした合奏の総称。バリ島、ジャワ島など地域で楽器編成が異なる。

 

 寄贈されたのは「ガムラン・ゴング・クビャル」と呼ばれるバリ島で主流の編成。貸しスタジオが所有していた。鉄琴に似た「ガンサ」、鍋のような形の「レヨン」、大きなドラの「ゴング」など12種類17台の楽器がある。伝統舞踊で使う聖獣バロンのかぶり物も贈られた。

 楽器を載せたトラックが邑智中学校(粕渕)に到着すると、町職員や楽団メンバーが保管場所の研修棟に運び込んだ。今月結成された楽団の西原慎治団長は「町内のイベントで演奏し、バリの音楽や魅力を町民に伝えたい」と話した。

 町には、町バリ文化振興アドバイザーの梅田英春静岡文化芸術大教授から寄託されたガムランの楽器もある。町は楽器が2セットある環境を生かし、バリ音楽愛好者を町に呼び込みたいと考えている。 (佐伯学)