―古代、天然痘やはしか、結核など多くの感染症が大陸から日本へ入ってきた。大陸との交易で栄えた青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡(鳥取市)では、結核の痕跡がある2世紀後半(弥生時代後期)の人骨が出土。稲作とともに伝わったとみられる。

 「古代の人々は、恐ろしい疫病(感染症)は海の向こうからやって来る、と考えていた。文献...