※アプリをご利用の方は、写真をタップし、左にずらすと複数の写真を見ることができます。
山内健司(松江市出身)と浜家隆一のお笑いコンビ「かまいたち」の勢いが止まらない。テレビ・ラジオのレギュラー出演が10月からは何と16本、うち冠番組は9本という超売れっ子だ。そんな彼らが「まだまだ道の途中。さらに頑張る」と25日に2年ぶりとなる単独ライブを東京都内で開催、オンラインで全国に有料配信とあって力を入れている。
「賞レースに出せるくらいクオリティーの高い新ネタをやります」と山内。ライブのタイトルは英語の「on the way」で、浜家は「今のわれわれは道の途中という意味です」と語る。新型コロナで昨年行われなかっただけに、当人たちも待ち望んでいたライブだ。漫才、コントの新ネタを複数かけ、ネタ作りの山内は「かまいたちやなあ、という感じにしたい」と言う。
コンビを結成して今年で17年。漫才の「M―1グランプリ」では、最後の挑戦となった2019年に準優勝した。「最後のM―1でようやく自分ら的に、かまいたちっぽいなという良い感じでネタができた。今回はあのクオリティーを上回って見せられれば」と山内は意欲満々だ。
そのM―1で披露したのは、銀行のUFJとテーマパークのUSJを言い間違えたのはどちらかを巡って言い争うネタ。抜群の間と力強い言葉の応酬は爆笑を誘った。浜家は「山内が頭が良く、僕が小うるさい感じでわあーっとまくし立てるけど、山内にやられる。より山内、より浜家が出て来る感じ」と分析し、それが〝かまいたちっぽさ〟ということのようだ。
このM―1を含め近年、「2人の会話ができあがってきたなあ」と2人は口をそろえる。浜家は「核となる題材が1個あったら、1本の漫才にするのは(以前より)しんどくなくなっているような気がします」とコンビの今を語る。
今回のオンライン配信は数多くのカメラで2人の舞台姿を撮影、視聴者は自分でカメラの視点を選べる仕組みだ。山内は「最前列の客席の視点、山内が浜家を見る視点などさまざまな視点で何度でも楽しんでほしい」と呼び掛ける。
多方面で引っ張りだこ、猛スピードで走り続ける、かまいたち。「皆さんに求めていただけるうちは体力が持つ限り、何でもやります」と浜家は神妙な表情だ。
一方の山内はといえば「できるなら番組にも舞台にも出ず、CMだけで生きていきたいな」とボケ、浜家から「誰が起用すんねん」「企業にメリットないやろ」と鋭く突っ込まれていた。
ライブのオンライン配信は25日午後6時開始。見逃し視聴は10月2日まで可能。オンライン配信のチケットはインターネットサイト「FANY OnIine Ticket」で販売。