山陰中央新報社のビジネス講座「ニュースペーパープラス」が22日、浜田市下府町の山陰パナソニック浜田営業所であった。新入社員と若手社員5人が、山陰中央新報社の清水由紀子NIB担当から仕事に役立つ新聞活用法を学んだ。

 浜田営業所が文章力や会話力の向上を目的に、初めて新聞を取り入れた研修を企画した。

 清水担当は新聞や新聞記事の構造を踏まえた「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を紹介。実際に10分で新聞に目を通し、気になる記事を選んで意見を書くスクラップ体験を行った。

 新聞記事の書き方を応用した簡潔な文章の書き方も解説。受講者は上司に出す研修報告書を書く課題にも取り組んだ。

 ニュースペーパープラスは新聞を読むことを通して仕事に必要な能力を磨いてもらおうと山陰中央新報社の講師が企業などに出向いて行う出前講座。受講者には事前1週間と事後1カ月間、本紙が配達される。

 

 加良(から)弥智祥(みちひろ)さん(18) 文章を書いたり人に意見を伝えたりすることが苦手だった。言いたいことを簡潔に伝える方法が分かったので今後に生かしたい。

 

 国沢結菜(ゆうな)さん(18) 相手の話を引き出し、信頼を得るためには、自分も情報を持っておく必要があるとの話が印象に残った。毎日新聞を読み、得た知識を会話に役立てたい。

 

 山陰パナソニックは「商いを通じて、人をつくる、暮らしをつくる、笑顔をつくる」を目的に、皆さまの「お役に立てる企業」を目指して日々活動を行っています。その一環として、特に人材育成に注力しています。例えば新入社員には、職場配属前に6カ月の研修を実施します。この間に多くの社員と交流し、社会人としての基本的な考えを学び、安心して業務に取り組めるようしっかりとサポートを行っています。

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