読者の皆さんはお気付きだろうか。本紙1面の右上にある「山陰中央新報」の題字の左隣が、きょうからリニューアルされた。皆さんの意見や質問を受け付ける読者ホットラインの電話番号を入れたほか、注目してほしいのが一番下。「きょうの編集長」を新たに加えた▼本紙では自社の記者が書いたほとんどの記事に執筆者名、各ページに紙面編集者名を掲載している。作り手の存在をより身近に感じてもらうのが狙いで、今回もその延長である。編集長はその日の紙面構成を決定する責任者。名前が載ることでさらに襟を正さなければならないのは言うまでもない▼さて、こちらの責任者はどうだろう。節目の第100代首相就任から1週間。岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問がきのう、衆院本会議で始まった▼14日の衆院解散が迫っている中で、衆参両院での代表質問はあすまでの3日間という短期決戦。新型コロナウイルス対策や経済政策、与党内で意見が分かれる選択的夫婦別姓をはじめとした多様性に関する政策など課題は山積している。しっかりと論戦を展開してほしい▼森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんや桜を見る会問題などにより、国民の政治への信頼は失墜している。責任者として襟を正し、前首相のように官僚が書いた答弁書を読み上げるだけでなく、自分の言葉で分かりやすく国民に政策を伝えてほしい。(健)