倉吉市教育委員会は13日、児童2人の個人情報が載った資料を市ホームページ(HP)上で約2カ月間公開し、個人情報が流出したと発表した。

 市教委によると、6月16日から8月17日まで、HPに掲載した教育委員会定例会の資料に個人情報が含まれていた。氏名と住所、学校、学年などで同16日に匿名の指摘があり判明した。

 公開する際は通常、個人情報を削除するが、担当職員が誤って削除前の資料を掲載し、公開後の確認作業も怠った。34件の閲覧があり、具体的な被害の報告はないという。

 市教委は児童2人の保護者に謝罪。話し合いを続け了承を得たため公表した。

 市教委の種子真一事務局長は「個人情報保護に関する職員の意識を高めるとともに、複数人による確認を徹底するなど再発防止に努めたい」とコメントした。 (福間崇広)