浜田市長選で争点となっている浜田歴史資料館(仮称)建設計画について、山陰中央新報社が14日までに市議選の立候補者28人にアンケートや聞き取り取材をした結果、回答した26人の半数に当たる13人が「市議選の争点ではない」との考えを示した。市長選との違いが明確となった。

 9月中旬にアンケート用紙を配布。施設整備について、賛成▽反対▽現時点では判断できない―の三つの選択肢を示し、理由も尋ねた。返信に加え、聞き取り取材をした。

 この結果、2人が賛成の考えで歴史資源を啓発する本格的な施設整備を求めた。反対は4人。市内に類似施設があることや、約7億5千万円と見込まれる事業費や維持費の高さを指摘した。7人は「市民の議論が十分でない」などを理由に「判断できない」を選んだ。

 13人は争点ではないため、いずれも選べないと答えた。市政には「他に優先すべき課題がある」などとした。残る2人はアンケートの協力が得られなかった。

 市は老朽化した浜田郷土資料館(黒川町)の代替施設として、歴史資料館の整備を計画。市世界こども美術館(野原町)を増改築する形で2025年度の完成を目指す。

 市長選と市議選(定数22)の投開票は17日。 (板垣敏郎)