島根県奥出雲町の女性が町内のたたら製鉄でできる玉鋼を使い、アクセサリーを作っている。3月まで地域おこし協力隊員を務めた磯田菜保子さん(34)=馬馳。国内唯一の伝統的な製鉄技術を生かし、日本刀に使われる玉鋼を取り入れた作品は好評で「たたらの町」の魅力発信と地域振興につなげたい考えだ。  (雲南支局・清山遼太)

磯田菜保子さんが作成した玉鋼アクセサリー=島根県奥出雲町横田、奥出雲たたらと刀剣館

 出雲市出身で、2018年に当時住んでいた松江市から奥出雲町へ引っ越した。16年に玉鋼で作品を作るワークショップに参加して、たたらの町に引かれたのが発端。母と祖母が町で暮らしていた縁も、背中を押した。

 移住定住促進に携わる協力隊員を退任後、創作活動を本格化した。「玉鋼アクセサリー」と銘打って今年6月、絲原家(大谷)内にある喫茶店・茶房十五代で作品の販売を始めた。

 7ミリ程度の小さな玉鋼をあしらった...