10年以上前から500円玉貯金をしている。買い物や飲食の釣り銭を小さな缶にためておき、1年間でたまったお金を原資に、年1回の家族旅行を楽しんできた。旅行の前にたまった500円玉を銀行口座に入金。すぐに引き出して財布に入れて旅行に出発という段取りだった▼しかし新型コロナウイルス感染症流行で昨年は旅行中止。500円玉貯金も使わなかった。ようやくコロナも下火になり、近場で何かうまいものを食べようと、山口県にフグを食べに行くことにした。だが大問題が▼コインでの預金に手数料が掛かることに気付いた。山陰合同銀行の場合、50枚以下は無料だが、51枚以上500枚までは550円。普通預金の金利に比べ、べらぼうに高い。ゆうちょ銀行は来年1月17日からと知って郵便局で貯金。手数料は免れた▼「WeLove山陰キャンペーン」を使って益田市で1泊。山口県の川棚温泉で1泊した。益田のホテルでは約6千円安くなって、1人千円のクーポン券付き。山口でも下関市の宿泊クーポンで1人千円引き、2千円のクーポン券付きだった▼おかげで益田での夕食代、山口でのお土産代がクーポン券で賄えた。とはいえ、ホテル代割引もクーポン券も原資は税金。「ありがたいけど、いいのか」という思いがよぎった。衆院選のポスター掲示板に安倍晋三元首相の顔があり、余計にそう感じたのかもしれない。(富)