新聞クイズの答えを探す受講者=雲南市木次町新市、市木次町高齢者コミュニティセンター
新聞クイズの答えを探す受講者=雲南市木次町新市、市木次町高齢者コミュニティセンター

 本紙をより生活に生かすための「大人の新聞教室」が11日、雲南市木次町の町高齢者コミュニティセンターであった。市老人クラブ連合会木次町支部の10人が新聞の構成や読み方を山陰中央新報社の清水由紀子NIB担当から学んだ。

 受講者は最初に前日の最高気温、翌日の飛行機の空席状況など、当日の本紙から答えを探す新聞クイズに挑戦。読み慣れた新聞に、思わぬ情報が載っていることを知り驚く人もいた。

 清水担当は見出しの役割や大事なことを先に書く「逆三角形」の記事スタイルを解説し「忙しい時は見出しとリード(第1段落)の拾い読みだけでも世の中の動きが分かる」とアドバイスした。

 1日1本の記事を切り抜き、感想や考えを書き添えるスクラップのやり方も紹介し「好奇心や興味の幅を広げるのに新聞を役立てて」と提案した。

 副支部長の細木訓(さとし)さん(81)は「長年スクラップもしてきたが第1段落が全体の要約文だと初めて知った。得た知識を生かして改めて読んでいきたい」と話した。

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 「大人の新聞教室」のメニューは新聞の基礎知識▽知力を磨きながら楽しく読む方法▽取材や編集の裏話―など。無料。連絡先は編集局読者室、電話0852(32)3414。