説明する講師の平野芳英さん(右)と受講生=松江市堂形町、天倫寺
説明する講師の平野芳英さん(右)と受講生=松江市堂形町、天倫寺

 山陰中央新報文化センター松江教室の「雲陽誌から学ぶ」の野外講座が17日、あった。受講生が、雲陽誌に出てくる松江市内八つの寺社を巡り、現在と記載当時の違いを確認した。

 雲陽誌は1717年に完成した出雲地方の地誌。村別に寺社や名所、湖沼などが記してある。講座は、元荒神谷博物館副館長の平野芳英さん(70)を講師に、現代風に読み直したり、注釈をつけたりして、全文の解読を試みている。

 野外講座は、天倫寺を出発し、宝照院、愛宕神社、法眼寺、阿羅波比神社などを訪ね、文中に記された景色や由来を調べた。清光院(外中原町)では、雲陽誌では山号が「寶鏡(ほうきょう)寺」とあるが、現在の案内板には「寶珠(ほうしゅ)山」とあるなど、違いを確認した。

 受講者の持田雅欣さん(77)は「雲陽誌の描写と実際の景色に違いがあり、時代の移り変わりを感じた」と話した。

 講座は第1、3水曜日の午後1時半から。受講は随時可能。詳細は文化センター松江教室、電話0852(32)3456まで。  (坂上晴香)