12月の大会に向け稽古をする演劇部員と亀尾佳宏顧問(中央)=雲南市三刀屋町三刀屋、三刀屋高校
12月の大会に向け稽古をする演劇部員と亀尾佳宏顧問(中央)=雲南市三刀屋町三刀屋、三刀屋高校
第3話「今すぐKisuki」の一場面。横山華乃さん(左)が出演した
第3話「今すぐKisuki」の一場面。横山華乃さん(左)が出演した
12月の大会に向け稽古をする演劇部員と亀尾佳宏顧問(中央)=雲南市三刀屋町三刀屋、三刀屋高校 第3話「今すぐKisuki」の一場面。横山華乃さん(左)が出演した

 島根県を舞台に展開する青春ドラマ「しまねがドラマになるなんて!」(企画制作・島根県、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、読売広告社)に三刀屋高校(雲南市三刀屋町三刀屋)の演劇部員も出演し地域のPRに一役買う。演劇とは異なるドラマを経験して「演技の幅が広がった」と喜び、12月の中国地区高校演劇発表会での活躍を誓う。 (清山遼太)

 ドラマの第3話「今すぐKisuki」に出演した演劇部員の横山華乃さん(17)=2年=は「自分の知らない演技を経験できた。もし続編があるならぜひ出てみたい」と振り返る。ヒロイン役の田鍋梨々花さん(17)の同級生を演じ、同世代のプロに刺激を受けた。

 女優に憧れ、演劇部のある三刀屋高に進学した。体全体を使って表現する演劇に対し、わずかな声や表情で感情を表すドラマの演技は、難しいと感じる場面も多々あった。それでも、悲願のドラマ出演を経験できた価値は大きいという。

 ドラマを見た友人や親戚からの「上手だったよ」といった反響も、今後の自信につながった。広島県呉市で開かれる中国大会に向け「ドラマで一生懸命演じた自分を忘れず、本番でも良い演劇にしていきたい」と意気込む。

 ドラマには、校舎が撮影場所となる開星高校(松江市西津田9丁目)の生徒のほか、三刀屋高の生徒もエキストラで複数出演する。その一人で演劇部員の高木優さん(17)=2年=は下校シーンなどに登場。地元の雲南市で過ごすことが多く、これまでよく知らなかった地名などを知り、古里・島根を見つめ直す良い機会になったという。「今後も、出身地以外の島根を見てみたい」と望む。

 8月にあったドラマの地元オーディションには三刀屋高の生徒など85人が挑戦し、15人が選ばれた。周囲に挑戦を促した演劇部の亀尾佳宏顧問(48)は、生徒がドラマ出演する意義について「地元の現役高校生の出演で、よりリアリティーのあるドラマに仕上がり、生徒たちが古里を学ぶきっかけにもなると思う」と話した。

「しまねがドラマになるなんて!」
 全10話。1話5分で、12月22日までの毎週水曜午後8時54分からTSKさんいん中央テレビで放送する。11月17日放送の第5話は平均世帯視聴率19.1%(ビデオリサーチ社調べ、山陰地区)を記録した。放送翌日に山陰中央新報に関連企画「しまねがドラマになったワケ」を掲載。放送後は動画サイト・ユーチューブの県公式チャンネルや見逃し配信サイト「TVer(ティーバー)」で配信する。