境港総合技術高校(境港市竹内町)の食品・ビジネス科2年生32人が24日、美保湾で養殖されているギンザケ「境港サーモン」を使った新巻きザケづくりに取り組んだ。12月4日の実習製品販売会で一般に提供する。
新巻きザケづくりは、旧境水産高校の時代から約70年にわたって続く製造実習で、2014年度から境港サーモンを使用している。
2年生が中心の実習ではこの日までに計1100本を加工。ぬめりを取った全長約50センチ、重さ約1・4キロの魚体から水分を取り除き、重量に対して約7%の塩をまんべんなくすり込んで、丁寧に仕上げた。
栗原雪華さん(17)は「安心しておいしく食べてもらえるよう皆が細心の注意を払いながら作った」と笑顔で話した。
1本2500円で販売する。販売会は午前10時から境夢みなとターミナル(同市竹内団地)で開くが、例年行列ができるため同7時45分ごろから整理券を配る。境港水揚げのサバやマグロの缶詰、地元産いちごのジャムなども並べる。
(松本稔史)