田鍋梨々花さん(左から3人目)ら主演を務めた4人
田鍋梨々花さん(左から3人目)ら主演を務めた4人

 島根を舞台にした青春ドラマ「しまねがドラマになるなんて!」(企画制作・島根県、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、読売広告社)が22日、最終回(第10話)を迎える。島根の魅力にスポットを当てながら、東京から転校してきたヒロインと、地元の同級生3人組が絆を強めていく物語で、これまで平均世帯視聴率13・1%(ビデオリサーチ社調べ、山陰地区)を記録する人気番組となっている。

 ヒロインの東(あずま)京子は母親の転勤とともに転校を繰り返し、クラスメートと深く交わることを避けてきた。島根では同級生3人組と迷子捜しやバイト経験を通して親しくなり始めるが、母親の北海道への転勤が決まる。

 東は一度転校を考えるが、上京志向の同級生やバイト先のIターンの女性と話すうち「どこに行くか自分で決めたい」と思い始める。前回の第9話では、同級生たちが石見神楽面を着けてバンド演奏する動画の撮影に京子も参加。キーボードを演奏した。

 ヒロインを務めた女優の田鍋梨々花さん(17)は「最終回では京子や真之介(同級生の一人)がある決断をします。見終わった後にふるさとを見る目が変わると思います」とコメントした。

 最終回は午後8時54分から、TSKさんいん中央テレビで放送する。

 (吉野仁士)