保護者が、子どもの地元就職について考えるセミナーが27日、松江市学園1丁目のくにびきメッセであった。島根県内で働く社員4人が登壇し、ゆったりとした時間が流れ、温かい人柄に触れることが多い島根での就職の良さを語った。
広島県からUターンしたしちだ・教育研究所(江津市)の田村征大さん(25)は「島根は人と人とのつながりが強く、応援してくれる人の存在が近くに感じられる」と話した。
就職活動中の親の言動にも触れた。フジキコーポレーション(松江市)の清水萌愛さん(27)は、内定をもらえなかった際に「『その企業とはご縁が無かったんだね』と言われ、自分を否定することなく気持ちを切り替えられた」と紹介した。
ペンタスネット(松江市)の吉野智佳さん(26)は、「親から新聞などに掲載された地元企業の情報を教えられ、役に立った」と話した。
県が主催し、70人が聞いた。
セミナーに併せて、120社が出展したふるさと島根定住財団主催の「年末ジャンボ企業博」もあった。
(金津理子)












