島根県庁
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 島根県は13日、新たに101人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者数としては過去最多で、100人を超えたのは初めて。医療体制の逼迫が懸念されるため、県は原則全員入院の方針を見直し、中等症以上や重症化リスクの高い人の入院を優先する。

 いずれも12日の検査分で、内訳は松江市7人、浜田市29人、出雲市13人、益田市14人、江津市10人、邑南町23人、津和野町1人、県外4人。県は年末年始や8~10日の3連休に県外との往来が増え、マスクを外して接触する場面が相次いだ点が増加の主因とみる。

 邑南町の14人と県外の2人、12日までに公表した町内の5人の計21人は、町内の児童福祉施設の職員や利用者で、県は県内31例目のクラスター(感染者集団)と認定した。接触者が把握できているとして施設名は公表しない。

 出雲市では12、13の両日に市立中学校3校で関係者の感染が確認され、13日から当面の間、臨時休校とした。これまでに休校が公表された2校とは別で、市立中学の休校は計5校となる。校名は非公表。

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは、選手1人の感染を発表した。

 感染拡大を受け、県は病床確保計画を最も厳しい第5段階に引き上げた。感染者は各保健所で診察を受け、無症状や軽症で重症リスクが低いと判断された場合は、県内3カ所の宿泊療養施設(133室)への入所か、自宅療養となる。

 県民に要請する飲食人数の制限について、上限をこれまでの8人から、アルコールの有無にかかわらず4人と厳しくした。期間は14~31日。

 丸山達也知事は「県として総力を挙げて取り組まないといけない段階にあり、危機感を持って対応する」と述べた。

 県内の累計感染者数は2099人。13日午前0時時点の確保病床(368床)の使用率は48・4%。宿泊療養13人、自宅療養26人。入院調整などの待機者は119人。重症者はいない。

 1日当たりの新規感染者数はこれまで、松江市内の私立高校でクラスターが発生した2020年8月9日の92人が最多だった。
     (佐々木一全)