出雲商業高校3年生による課題研究発表会が8日、出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館であり、商業、情報処理科の計156人が、1年間取り組んだ商品開発などの取り組みを披露した。
課題研究は3年の履修科目で、ビジネスの課題解決力を養う。今年は10グループに分かれて発表した。
観光土産品卸販売のキンヤ(雲南市加茂町東谷)と協力したグループは、シャインマスカットの大福やグミなど4品を商品化することを紹介した。
このうち、日本ぜんざい学会とも連携した「出雲ぜんざいchocolate(チョコレート)」は、板チョコアイスぜんざいなどさまざまなアイデアを出した結果、板チョコに小豆を入れることが採用された経緯を説明=写真。「さまざまな視点に立って開発ができた」などと振り返った。
講評した県立大基礎教養部の高須佳奈准教授は新たな管理手法として「P(Prep・準備)D(Do・実行)R(Review・評価)」を提唱し、評価は準備に対して行うことなどを生徒に伝えた。
発表会は、新型コロナウイルス感染拡大のため1、2年生や協力企業の関係者の入場を見送った。
(松本直也)