花火の打ち上げやイベント企画を手掛ける灰示花火(雲南市掛合町掛合)を2016年2月に創業し、6周年を迎えた。山陰地方を拠点に、全国に比類なき花火を打ち上げたいと、独自技術の開発や研究に余念がない。

 前職の縁で島根に身を置き、独立して6年が過ぎた。

 「約60人が所属している花火師のレベルアップと教育に力を入れながら、演出面の向上に努めてきた。そのうちの一つが『ワイド演出』だ。横並びの複数の場所から打ち上げる手法で15年ほど前に全国的にはやりだした。山陰は花火大会の予算規模が小さく、遅れを取っていた。花火自体の価値を高めるためにも、医療従事者や勤労者に感謝の思いを伝える20年10月の『サプライズ花火』では、これまで経験したことのない壮大な規模のワイド演出に挑戦した」

 コロナ禍で全国的に花火大会や祭りが中止され、花火業者は苦境に立たされている。

 「これまでは業界の体質的に、...