5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が、山陰両県でも4日の鳥取県智頭町を皮切りに始まる。島根県は松江、出雲の両市が最も早く7日に、江津市は9日に開始する。
両県で最も早い智頭町は2月24日、対象者309人に接種券を発送した。4日は70人の予約枠を設けており、まだ空きはあるという。鳥取県若桜町は町内に接種できる医療機関がないため、鳥取市など近隣の市町で受ける「圏域接種」としている。
松江市は2月末、対象の約1万2700人に接種券を発送。7日に市立病院で集団接種が始まり、1日120人の予約を受け付ける。
出雲市はまず9~11歳の約5千人に接種券を送った。5~8歳は、ワクチンの供給と接種状況を見ながら発送時期を決める。基礎疾患があるなどの理由で早めの接種を希望する場合は、申し出に応じて接種券を送る。
島根県川本、美郷、邑南の3町は共同会場で接種する体制を組む。(取材班)