広告作品に見入る来場者=米子市中町、市美術館
広告作品に見入る来場者=米子市中町、市美術館

 山陰広告協会(会長・松尾倫男山陰中央新報社社長、92社)が主催する「山陰広告賞2022」の出品作品展が11日、米子市中町の市美術館で始まった。人々の感性に訴え掛けようと工夫を凝らした作品が、来場者の目を引いている。入場無料、14日まで。

 グランプリの「ミニドラマ『しまねがドラマになるなんて!』」(広告主=島根県、制作社=山陰中央テレビジョン放送、山陰中央新報社、読売広告社、太陽企画)を中心に、山陰両県の特産品や風景をテーマにしたポスターやパッケージ、パンフレットなどが並んだ。来場した勝田優介さん(24)=松江市南田町=は「記憶に残る作品が多かった。作り手の思いが伝わってきた」と話した。

 広告賞は山陰両県内の制作者が2021年に作った新聞広告やテレビCMなどが対象で、12部門に203点が寄せられた。今回からクリエーターの技術向上を狙い、写真、新人、地域創生の各賞を新設した。

 (坂本彩子)