海上保安庁の第8管区海上保安本部管内で初の女性船長が、境海上保安部(境港市昭和町)で誕生した。巡視艇「みほぎく」(25トン、乗員5人)のかじ取り役を任された北九州市出身の小西悠佳さん(32)。19日に辞令交付があり「地域に寄り添って業務に励みたい」と笑顔で抱負を語った。
小西さんは三つ上の兄も第10管区勤務の海上保安官。2010年に海上保安学校を卒業し、第8管区内で巡視船「だいせん」や巡視艇「こまゆき」「みほぎく」の航海士補として、航行不能となった船舶の救難、警備などの経験を積んできた。
鳥取海上保安署(鳥取市港町)の警務官として陸上勤務を経て、15日付で船長就任。16日には境水道であった油流出に対応した。
目標の一つだった船長となり「チームワークを第一に、事故や事件を未然に防ぎたい」と使命感に燃え、「まだまだ船の仕事は男性の世界のイメージだが、女性にも目指してほしい」と後進の道を開く。
境海保によると、全国で女性船長は、巡視船はおらず、巡視艇は小西さんを含め4人だけ。同海保で勤務する女性は、全職員93人中14人で、うち乗船しているのは4人という。













