島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が1日、それぞれ108人、74人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも4月30日確認分。島根県内の医療機関で患者1人が死亡し、死者は累計15人となった。松江市の市立保育施設では集団感染(クラスター)が発生した。

 島根の居住地別は松江市63人、出雲市28人、安来市11人、雲南市2人、益田市、奥出雲町、邑南町、県外各1人。

 クラスターが発生した松江市立保育施設は4月30日までの検査で、新たに確認された職員4人を含む15人が陽性。2日まで一部クラスを閉鎖する。接触者は把握できているため、施設名は公表しない。

 安来市の市立保育施設は関係者1人が感染し、2日は部分休園。雲南市では、感染確認に伴い小学校、中学校各1校が2日は休校、市立児童福祉施設は同日から休所となる。

 鳥取県の保健所管内別は米子42人、鳥取市21人、倉吉11人。

 倉吉市の市立関金小学校が、関係者2人の感染確認に伴い2日を臨時休校にする。若桜町の町立若桜学園は関係者1人が感染し、2日は休校する。

 累計感染者数は島根1万3865人、鳥取1万2329人。1日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)が13・7%、鳥取(350床)が15・1%。宿泊療養は島根38人、鳥取153人。自宅療養は島根1235人、鳥取738人。重症者は両県ともいない。