松江市内の島根県立普通科3高校(松江北、松江南、松江東)の通学区が廃止されて初めての学力試験が終わった。進路選択の自由度が増し、初年度の競争率は県内屈指の進学実績を持つ松江北の普通科が低調で、学科を新設した松江南への関心度の高さがうかがえた。松江北を中心とする受験動向や、中学教育との連携の重要性を考える。

 4日午後、松江北高校(松江市奥谷町)。2021年度入試の学力試験を終え、松江城下の高台校舎から下りてきた中学3年生から、「大学進学のために頑張りたい」「親が通っていて憧れた」といった4月からの高校生活を待ち焦がれる声が聞こえてきた。

 ただ、同校普通科の受験生は定員240人に対し、...