7年がかりの整備事業が今春完了した国史跡・月山富田城跡(安来市広瀬町富田)の周辺で陣城跡の調査が続く。航空レーザー測量による地形調査で、戦国大名の尼子氏と毛利氏の攻防の様子を洗い直し、さらに城跡の魅力に磨きをかける。調査を進める安来市は周辺の陣城跡の史跡追加指定も目指しており、激戦の舞台となった城跡のストーリー性が増しそうだ。
      (桝井映志)

 尼子氏の本拠地だった富田城跡の周辺は毛利氏が陣取った京羅木山の城砦(じょうさい)群、勝山城跡(ともに安来市広瀬町石原)などの陣城跡がある。1990年代後半には島根県教育委員会が現地踏査を行い「郭(くるわ)」と呼ばれる平たん地や堀など遺構を示す地図を作った。

 今回の調査は史跡整備事業に合わせて2018年度に着手し26年度まで予定する。上空からレーザー光で測る航空レーザー測量は、...