5日に投開票された米子市議選(定数26)の投票率が過去最低となった。新人10人が立候補し、現職19人、元職1人と激しく票を奪い合う選挙戦を繰り広げたものの有権者の関心を高められず、前回選に比べて2・95ポイント減の44・36%にとどまった。市政に対する期待感の薄れがあらわになり、新議員には市民の声に耳を傾け、政策につなげる提言力が求められる。
      (柴田広大)

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 市議選の投票率は合併前の旧市時代を含めると1951年の95・14%が最も高く、91年までは70%を下回ることはなかった。ところが、直近は4度連続で減り、昨春にあった出雲市議選の63・11%、松江市議選の60・24%と比べても低さが際立った。

 米子は、市議選が市長選と別日程のため盛り上がりに欠くとの見方がある。しかし、2017年の市長選も46・09%と低迷。低投票率が常態化しつつある。

 加えて今回は、...