地域のつながりを強めようと、島根県大田市仁摩町内にある邇摩高校と仁摩小学校の生徒や児童が、ヒマワリの栽培を通した交流活動を始めた。高校側は学校の魅力を伝える機会として、小学校側は地元の先輩から学ぶ世代間交流の場と位置付ける。9日は小学校の花壇で種まきをした。
邇摩高が仁摩小に呼びかけ、初めて実施。総合学科農業系列園芸モデルの2年13人と、小学3年や特別支援学級の25人が参加した。
生徒と児童で班をつくり、それぞれ油糧用ヒマワリの種まきに挑戦。児童は「間隔は30センチで」といった生徒の説明を受けながら丁寧にまき、水やりした。
谷本稟さん(8)は「いつもと違うことができて楽しかったし、お兄さんは優しかった。大きく育ってほしい」と笑顔を見せ、品川昊輝さん(16)は「新鮮な体験だった。(将来は)邇摩高に来てほしい」と話した。
約2カ月後に収穫し、秋にはヒマワリの油を使った料理体験を計画する。
(曽田元気)