「パフェの日」の28日、米子市内のカフェや居酒屋が統一名称で各店オリジナルのパフェを販売する「475(よなご)パフェ」がリニューアルした。8店舗から17店舗に拡大し、価格は540円~2千円と幅広く設定した。地元の新鮮なフルーツを使った写真映えする一品で、飲食業界のさらなる盛り上げを目指す。
475パフェは米子城の天守閣を思わせる5層からなり、鳥取県産や米子市内で加工された食材を使う。各店舗は工夫をこらし、地元産の抹茶や自家焙煎コーヒーなどを食材として取り入れている。
うちスマイルキッチンノンカフェ(米子市米原6丁目)は梨をテーマにしたパフェを数量限定で販売する。シャーベットやゼリーなどさまざまな食感の梨を味わえる上に、写真映えする一品となった。
大久佐唯店長は「おやつだけでなく、お酒のシメにもおすすめ。475パフェをきっかけに新規のファンを獲得したい」と話した。
新型コロナウイルスの打撃を受ける飲食業界を盛り上げようと市の呼びかけで昨年始まった。食材となる果物や野菜、乳製品が地元には豊富にあることや、札幌市の「札幌シメパフェ」など「ご当地パフェ」による活性化の先行事例が全国にあることがきっかけとなった。
(坂本彩子)