パンダ&ドラゴンパフェ=安来市安来町、やすぎ懐古館一風亭
パンダ&ドラゴンパフェ=安来市安来町、やすぎ懐古館一風亭
やすぎ懐古館一風亭(安来市安来町)
やすぎ懐古館一風亭(安来市安来町)
パンダ&ドラゴンパフェ=安来市安来町、やすぎ懐古館一風亭
やすぎ懐古館一風亭(安来市安来町)

 たたらによる鉄の積み出し港として栄えた町の名残がある安来市安来町で、旧商家跡を会場にした木曜日限定「隠れ家パフェ屋*&」が人気を呼んでいる。安来の食材にこだわったパフェを風情ある庭を眺めながら楽しむことができる。

 会場となっているやすぎ懐古館一風亭は明治時代後半に建てられた市内指折りの呉服・雑貨商跡。今は地域イベントや展示会などさまざまな催しが行われている。

 隠れ家パフェを企画した石田優美さん(42)は、米子市出身で結婚を機に安来に移住。調理師免許を取得しており安来の食材をもっとPRしようと、安来のイチゴをふんだんに使ったイチゴパフェを考案し、インスタグラムなどのSNS(会員制交流サイト)で発信し、一風亭の雰囲気と相まって評判を呼んだ。

 イチゴの季節が終わり、6月からは、かわいらしいパンダクッキーが目印の夏季限定「パンダ&ドラゴン」パフェ(1300円)を提供。今回も安来の食材にこだわった。上部には竹炭と豆乳を使ったソイレ撮影秘話 モンのジェラート。中間部分には山佐川の上流部にある安来市広瀬町奥田原で作られる日置食品の豆腐を加えた。その下は島根県一を誇る生産量の安来市の伯太番茶に香辛料を混ぜフルーツティー風にアレンジしたジュレ。ドラゴンフルーツも追加し、アジアン風パフェに仕上げた。アレルギーのある人でも味わってもらえるよう、牛乳や卵、小麦粉の不使用もこだわった。

 石田さんは「地元の良さは地元の人にとって当たり前になってしまっている。だからこそ、地元以外の人から注目が集まると地域の活性化につながる」と実感する。パフェは事前予約が必要で、一風亭へのメール(ippuutei@dojyokko.ne.jp)か電話、0854(23)0007。 (坂上晴香)